当社が住宅リフォームにおいて お客様へ補助金(助成金)を活用する 取り組みを始めたのは 20年以上も前に遡ります。 1995年に発生した阪神淡路大震災が 切っ掛けとなり、国は住宅の耐震改修(補強)へ 取り組みだし耐震診断ならびに耐震改修(補強) へ補助金制度を作ったからです。 それは個人所有の住宅、つまり個人の財産に 対して税金から補助金を付与するという 従来には考えられない措置でした。 それほど日本の住宅は大地震に対して 弱いということであり、大地震が発生した際に 倒壊による人的被害や二次的被害の拡大を 防止することは公益に資するという 判断だったようです。 この耐震診断並びに耐震改修(補強)へ 取り組み出したことで住宅の構造について 真剣に学ぶようになりました。 分からなかったことが分かりだし 見えていなかったことが見えだし という具合で経験値が積んでくれば くるほどに住宅リフォームの深さと 難しさを感じるようになっていきました。 従来の補助金や助成金の制度は 住宅の耐震と介護が主だったのですが、 10年ちょっと前から住宅の長寿命化に ついての補助金制度が設けられ、 最近は2050年までにカーボンニュートラル を目指すことから、省エネ関係の 様々な補助金制度が設けられるように なりました。 20年前、10年前、5年前という具合に 短いスパンで住宅リフォームに関する 補助金制度等がめまぐるしい変化に なっています。 業者側の感覚では まるで日替わりメニュー的に 新しい制度が立ち上がってくるみたいな イメージです。