12月8日にマグニチュード7.6(青森県東方沖) 12月9日にM6.4(同) 12月12日にM6.7(同) その間にも、M5からM3クラスの地震が続いています。 これらを見て思い出すのは、阪神・淡路大震災のことです。 震災発生の翌月(2月)、私は給水の復旧作業支援のため神戸市に入りました。 被災状況を目の当たりにしながら、 1軒ずつ住宅を訪問して水出し(給水の開栓)を行いました。 その時の原体験がきっかけとなり、 住まいづくりにおける「耐震」へ本格的に取り組むことになったのです。 以来、耐震リフォームに取り組み始めて28年目になります。 公共建築物の耐震化はかなり進んでいるようですが、 民間建築物、特に木造戸建住宅についてはまだまだ不十分だと感じています。 よくある勘違い として、 ✕「木造=危険」 ✕「鉄骨造=安全」 ✕「鉄筋コンクリート造=安全」 と思い込まれている方が多くいらっしゃることです。 しかしながら、阪神・淡路大震災の時には 鉄筋コンクリート造のマンションも傾いて いましたし、 東日本大震災や熊本地震、そして能登半島地震でも同様の被害が出ています。 建物の安全性は構造の種類だけで決まるのではなく、 「どのように建築されたか」が重要 なのです。 もちろん木造住宅の被害が多い傾向にあるのは事実ですが、 それは「どのような基準で、 どの程度の構造強度で建築したのか?」を、 住宅所有者や居住者自身が知らないケースが多いことにも起因しているようです。 木造戸建住宅を大きく3つに分けると、以下のようになります。 倒壊する可能性の高い家 命を守れる家 住み続けられる家 ご自宅が今どのような状態なのかを把握し、 少しでも被害を軽減させる「減災」という観点で対策 を行うことを、 当社としては強くおすすめしています。
断熱窓への改修が光熱費削減につながることは、 私たち住宅・リフォーム事業者にとっては常識です。 しかし、意外にも一般のお客様には、 その効果がまだ十分に知られていないようです。 断熱窓への変更は、単に光熱費を削減するだけではありません。 室内の温熱環境が改善されるため、 実は「健康維持」においても非常に高い効果があります。 それにも関わらず、断熱性能の低い窓のまま、 暖房器具だけに頼って冬を凌いでいるご家庭が依然として多いのが現状です。 11月28日の閣議決定にて、 令和7年度の補正予算案に「断熱窓への改修促進等による補助事業」が盛り込まれました。 国会での予算成立が前提とはなりますが、 この制度を活用することで、 リフォーム費用の負担を大きく軽減できる見込みです。 まずは「省エネ診断」でご自宅の性能を把握し、 これからの暮らしをどうされたいかを踏まえたうえでご検討されるのが最善です。 省エネ診断を随時受け付けておりますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。