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7秒の向こう側にある景色 (クィーンズ駅伝)

(競技終了後にチームが応援団席に挨拶する場面にて 三女が応援に来た姪たちに歩み寄ってきたところ) (応援中:何が見えているのか?何を見ようとしているのか?by メガホン) さて、11月23日は、ここ宮城県を舞台に 「クイーンズ駅伝(全日本実業団対抗女子駅伝)」が開催されました。 テレビで観戦された方、沿道で声を枯らした方、 そして交通規制にご協力いただいた地域の皆様、本当にお疲れ様でした。 前回のブログでも少し触れましたが、 私の三女は「日本郵政グループ女子陸上部」に所属しています。 といっても、選手として走るわけではありません。 チームを支える「マネジャー」として、この大舞台に臨んでいました。 昨年優勝し、連覇をかけて挑んだ今大会。 結果をご存じの方も多いと思いますが、 トップとわずか7秒差の「準優勝(2位)」でした。 たったの7秒。 日常の中ではあっという間の時間ですが、 タスキをつないだ42.195kmの果てにあるこの「7秒」は、 選手たちにとってどれほど重く、遠い距離だったことでしょう。 ただ、今回私が親として、 そして一人の大人として胸を打たれたのは、 勝敗の行方だけではありません。 華やかなユニフォームを着て走る選手たちの、そのすぐ側で。 ジャージ姿でタイムを計り、選手の体調を気遣い、 荷物を抱えて走り回る娘の姿を思ったからです。 マネジャーは、表彰台に上がることはありません。 それでも、選手が流す悔し涙も、勝利への執念も、 一番近くですべて受け止めているのは彼女たち裏方です。 「あと7秒を縮めるために、自分に何ができたのか」   きっと娘も、走った選手と同じくらいの熱量と責任感を持って、 あの7秒の重みを感じていたのではないかと思います。 誰かが光を浴びて輝くためには、その影で支える誰かの存在が必ずある。 これは、私たちが日々向き合っている「家づくり」も同じかもしれません。 完成した家の前でお客様が笑顔になるその瞬間のために、 現場で汗を流す職人や、設計図と向き合うスタッフたちがいる。 そんな「支える仕事」の尊さを、改めて娘たちから教わった気がします。 連覇は逃しましたが、あの激闘は本当に素晴らしいものでした。 選手のみなさん、そして娘を含めたチームスタッフのみなさん、本当にお疲れ様でした。 結果は2位でしたが、ひたむきにチームを支え続けたその...