耐震リフォームを専門にしている
設計事務所さんに訪問してきました。
独立される前は大手にて
設計施工管理をされていたプロ中のプロが
経営者です。
訪問した理由は、築浅物件の耐震リフォーム
事例について学ばせて頂くためです。
戸建住宅の耐震性能において
1)旧耐震
2)新耐震
3)現行基準
に分類されます。
これは建築基準法令が改正され施行された
年月を境に3つに分類されているのです。
3番目の現行基準とは、2000年(平成12年)
6月からになります。
現行基準の住宅なら耐震性において大丈夫、
と一般的に言われているのですが、
実際はそうではない住宅が存在しています。
その具体的事例に結構遭遇しているのが
その設計事務所さんです。
新築時の設計図書と調査診断書、
耐震補強設計等の設計図書などを
見せて頂きました。
自由設計の注文住宅のようです。
いずれも構造のことを理解しようとしていない
建築士が携わっている案件だろうなと
思いました。
施主からの相談は耐震についてではなく、
軽微なリフォームの相談を受けた際に
図面を見ておかしいと気づいて
耐震診断に至ったそうです。
1981年(昭和56年)以前の
旧耐震の戸建住宅であれば
一般的な業者は耐震性について
気にするものですが、
2000年(平成12年)以降の
現行の耐震基準の住宅の場合には
気にすることなく対応するのが
一般的かと思います。
2000年以降の住宅でも
最近はお風呂リフォームとか
キッチンリフォームを行われる
お客様が増えつつあるので
お風呂交換
キッチン交換
トイレ交換
などのいわゆるリプレイスの案件でも
お客様に耐震診断の提案が必要だなと
強く感じさせられた機会になりました。
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