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マイナス金利政策解除から住宅ローン動向







年明けには春頃にマイナス金利解除になる

という話が飛び交っていたので驚きはなく、

先日の発表は


とうとうその時が来た!


という感想です。



これから住宅ローンを借りるなら

固定金利のフラット35一択

みたいな風に煽る方が

ネット上で散見します。


が、それって

その方が適正というご家庭もあれば、

まったくそうではないご家庭もある

ので、決して固定金利フラット35一択

ではないと私は考えます。



国の機関ではありませんが、

国が関わり産額官連携で運営されている

一般財団法人住宅金融普及協会

という組織があります。


設立は昭和26年であり、住宅金融、

住宅技術などに関連した調査研究、

情報提供や建築物の検査・評価などを

通じて良質な住まいづくりに役立つ

事業を70年間積み重ねてきた団体です。


住宅取得においてトラブルが多いのが

住宅ローンです。

長年住宅ローンの低金利が続く中で

住宅ローンの商品が多様化しました。


貸し手の金融機関が競い合って

様々な住宅ローン商品を開発してきた

ということです。


つまりは、住宅ローンの商品性やリスクが

複雑になっており、借り手である消費者が

適切に判断することが難しくなっている

のが今日です。


一般財団法人住宅金融普及協会では、

住宅ローンアドバイザー

という資格を普及しています。


これは住宅供給側の営業マンだけでなく、

金融機関の営業マンも取得するように

なっている住宅ローン専門の資格です。



この資格取得者であれば、

変動金利が優位とか固定金利が優位とか

ではないことをお客さんに伝えること

になるはずです。


つまりは、借り手の状況やご家庭の

状況そして、いくら借りるのか、

返済金額をどうするのかなど住宅ローン

に関わる必要な情報より提案すること

になるからです。


マイナス金利解除により確かに住宅ローン

の金利は上昇することでしょう。


しかし、それは永遠に上昇し続けるという

ことでもないのです。


慌てずに複数の専門家へ相談して、

納得感のある相手を選ぶということが

重要だと考えます。

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