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2月, 2025の投稿を表示しています

正社員の職人がいるんですけど

前回、わかい職人のことについて書きました。 その後に同業の年下の経営者から相談を受けました。 「『同業他社の経営者から、職人を社員で抱える会社は ほとんどないよ』と言われたのですが、 社長はどのように考えてますか」 という相談です。 残業の上限規制やハラスメント防止など 建設業、中小零細企業に適用になって 法令遵守をしようと思うと 昔のように職人を育てるのはかなり難しいし、 当社の社員の職人の場合には、1日の現場作業の 実稼働時間が6時間〜7時間程度、場合によっては 6時間以下になってしまうよ。 と伝えました。 社員の職人がいると 何かと小回りがきいて便利なものの そのような作業(工事)は、専門職を入れると 段取りに時間がかかることや費用もそれなりに かかることが難点だったからです。 しかしながら、正社員の職人にて 法令遵守を徹底すると 外注の専門職よりも高コストになります。 (当社の場合なのかもですが) 団塊世代の職人が続々とリタイアし出し、 職人不足がどんどん深刻化していく中で 戸建住宅の修繕(小口工事)は 技術力、対応力、応用力が必要な割に 価格が安い(お客さんからすると 財布から出て行く現金なので高いという イメージが強い傾向があり)ため、 需要、要望があっても これからの時代は対応することが かなり難しくなっていくものと思っています。

正しくはない事になるのだろうけど羨ましくもあり、格差が広がることへの残念さ

出勤時間は早い時間を心がけています。 5時過ぎに家を出るとかなりスムーズに会社にたどり着きます。 6時台前半の場合には、車の流れで早くなったり遅くなったり。 6時台後半の場合には、ときおり渋滞にはまったり。 途中、コンビニに寄ることがあります。 5時台は、あまり他の客と遭遇しませんが、 6時台になると状況は一変します。 サラリーマンもしくは職人さんが 朝食を購入し 足早に去って行きます。 20代、30代の若い職人さん達が 作業者に相乗りしているのだから、 6時頃には集合して出発しているのでしょう。 今朝も日曜日なのにも関わらず 6時頃に若い職員さん達がうじゃうじゃいました。 建設業も残業上限規制が適用になり、 正社員の職人の場合には、 先のような状況にはなり難い状況です。 当社の場合には、1日の労働時間が7時間35分。 出勤してから現場へ移動し作業をして、 会社へ戻ってきて後片付けや報告書作成等をして 業務終了となります。 そのため実働の作業時間はせいぜい6時間。 状況によっては5時間程度です。 朝早くから稼働したり、 土日に稼働している職人さん達は 請負の個人事業主が多いことでしょう。 社員の場合には法令違反になりかねないからです。 20代、職人としての伸び盛りの時期に 正社員として働く職人 請負の個人事業主で働く職人 1日で2時間から3時間の差があり、 1週間で20時間から30時間の差、 1ヶ月の仕事量はかなりの差になります。 職人の技量は、もちろん人によって違うものと 思いますが、実践量に大きく影響します。 本人にいくらやる気があっても この差はいかんともし難いことであり、 最も脂がのりきった40代の頃には どうなってしまうことやら・・・。 それなら、正社員の職人は、 「休日や就業後に副業で現場作業をすればいいじゃないか」 という意見もあろうかと思います。 または、 「そもそもそれら請負職人が働き過ぎであり、 それらを基準にして比較することが問題である」 という意見もあるかなと思います。 早く職人として一人前になって お客さんに喜ばれる家づくりをしたいと思っている若者達が それらの意見をどのように受け止めるのか

祝スイコーオーナーズクラブ1周年

昨年2月にオーナーズクラブを創設し、 オーナー専用サイトをオープンしました。 それがスイコーオーナーズクラブです。 当社で家を新築、フルリノベーション、中古住宅購入や 何度もリフォームをしていただいたお客さんを対象に メンテナンス情報や定期点検予約、 日々の暮らしのお役立ちコンテンツなどを お届けしています。 当社は、仙台エリアにて ・木造住宅の新築(建て替えも含む) ・既存住宅の性能向上リノベーション (建築時の性能から現行基準レベル以上の性能へ アップグレードし、建物を長寿命化させる 先端的技術を取り入れたリフォーム) ・一般的なリフォーム(建設業許可不要) ・住宅設備機器のリプレイス(交換リフォーム) ・建物のメンテナンス(劣化対策、維持リフォーム) ・屋根外壁の塗装リフォーム ・リフレッシュ(一般的にリノベーションと呼ばれている お化粧リフォーム) ・外構ガーデニング ・中古住宅売買仲介(ご実家の相続に伴う管理や売却、 郊外の団地から都心部マンションへ住み替えサポートなど) ・顧客さん向けのリペア(修繕などの小口工事)対応 を営んでいます。 これらは、お客さんの ・日常の生活にちょっとハッピーを感じる暮らしのサポート ・住生活の生涯価値を高めるサービス を提供するための手段です。 昨年10月に創業40年になりました。 創業から41年目になり、 半世紀となる創業50年を目指して経営改革をしつつ 持続可能な人的資本経営へ取り組んでいる所です。 このようなスイコーの営みを知っていただきたく、 入会対象の条件を緩和して スイコーをご利用のお客さん向けに 入会キャンペーンを1月31日まで実施した所、 たくさんのご入会を頂きました。 感謝申し上げます。 スイコーオーナーズクラブの会員向け特典や サービスなどにメリットを感じていただけたものと思います。 スイコーオーナーズクラブは、オーナー会員の他に 家族会員制度をご用意しています。 息子さんや娘さん等のご親族が対象です。 同居されていれば、日常の住生活における お困りごとをご家庭内で対応したり、 親御さんに変わって業者に手配することが 容易かと思います。 しかし、離れた所、それも首都圏とか関西圏など に住まわれているご家族は、すぐに仙台へ来ることも 大変かと存じます。 息子さんや娘さんが家族会員になっていただけると 親御...

仲介手数料は高いか?(業界あるある話もちょっと)

不動産事業を始める前までは 不動産業者へ支払う 仲介手数料 のことを 「高い」 と思っていました。 不動産事業を立ち上げて続けてみたら これは一定の量をこなさないと 儲からないことが分かりました。 だから大手不動産会社さんは、 TVCMなどでガンガン広告宣言をして 売主や買主を集めることに やっきなんだなと思う所に至りました。 自己所有の土地とか家屋を 不動産業者を介さずに売却 すること または 不動産業者を介さずに 土地や家屋を購入 することも出来ます。 そうすれば 仲介手数料が不要 になります。 個人間売買 という方法です。 メルカリなどで様々な物が 簡単に個人売買を行える時代になっているので これからの時代は 家などの個人間売買が増えるかもしれません。 そうなってしまうと不動産会社の商売があがったりになり、 高額報酬だった営業マンも異業種へ流出 しだすのかもです。 話がそれますが、 新築を扱うハウスメーカーの営業マンや住宅リフォーム会社の 営業マンが使う車は普通車や社用車 が多いものの 不動産業の営業マンや生命保険の営業マンの場合には、 高級車に乗り、高級腕時計 をしている人が やたら多く目にします。 それほどに報酬の差が大きいのでしょう。 令和7年1月1日に施行された 宅地建物取引業法の改正 により、 不動産業者への締め付けが強化されました。 住宅の新築とリフォームにおいても この4月1日施行される改正法令によって 締め付けが強化されます。 それ以前にも様々な法令が施行されており、 これらを鑑みると 不動産売買仲介にて法令遵守をすればするほどに 現状の仲介手数料は安いかなと思ったりします。