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[裏話]「大臣表彰、おめでとう!」の裏で聞かれた「なぜ?」







先日の国土交通大臣表彰の発表以来、

本当に多くの皆様からお祝いのお言葉を頂戴し、
心より感謝申し上げます。

ありがとうございます!

 

SNSやお客様との会話の中で、
祝福のお言葉と同じくらい多くいただいたのが、

「すごい!でも、どうして?」
「どんな賞なの?」

というご質問でした。

 

確かに、仙台の、決して大きくはない私たちのような会社が
大臣表彰と聞けば、不思議に思われるのも当然です。

 

そこで今回は、皆様の素朴な疑問に、
代表の澤口が直接お答えする形で、
受賞の裏側を少しだけご紹介させてください!

 

 

Q1. ずばり、なぜスイコーが大臣表彰を?

A1. はい、実は私も最初に知らせを聞いた時は
「何かの間違いでは?」と耳を疑いました(笑)。

この表彰は、自分たちで応募するものではなく、
業界団体などからの推薦で選ばれるものだと聞いています。

評価いただけたのは、特定の大きな功績というよりは、
38年間の地道な活動の積み重ね、
特に**「災害時の地域貢献と、業界の信頼性向上のための活動」**だったようです。

 

阪神・淡路大震災での復旧支援をきっかけに
27年間続けてきた住宅の耐震化への取り組みや、
東日本大震災の際に会社を挙げて1ヶ月間行った住宅の無償応急処置活動

そして、業界から悪質な業者をなくし、
誰もが安心して相談できる環境を作るための団体活動。

決して派手ではありませんが、
「お客様の安全安心な暮らし」という一点を見つめて続けてきた活動に
光を当てていただけたのだと、大変光栄に思っています。

 

Q2. 「災害時の活動」って、具体的にどんなことをしたんですか?

A2. 私にとって大きな転機は、
阪神・淡路と東日本の二つの大震災です。

特に東日本大震災では、地元宮城が被災し、
お客様や知人からも悲痛な連絡が相次ぎました。
「とにかく、今すぐ動ける自分たちがやるしかない」。

そう決めて、社員と共に1ヶ月間、
ひたすら被災したお宅を回り、屋根の応急処置などを行いました。
もちろん無償です。
「お金なんていいから、とにかく早く!」という
皆様の悲痛な声に応えたかっただけなんです。

あるお宅で作業を終えた時、不安な表情をされていたご婦人が
涙ながらに「本当にありがとう!」
と満面の笑みで言ったくれた顔が、今でも私の宝物です。

 

Q3. 今回の受賞で、何かが変わりますか?

A3. いいえ、何も変わりません!…
と言うと語弊があるかもしれませんね(笑)。

もちろん、この受賞は私たちの大きな誇りであり、励みです。
ですが、私たちのやるべきことは今までと何も変わりません。

#住生活の生涯価値を向上し、毎日の暮らしをちょっとハッピーに

この想いを胸に、一件一件のお困りごとに耳を傾け、
一人ひとりのお客様に誠心誠意向き合っていく。
私たちの基本姿勢は、これからもずっと同じです。
この賞に恥じぬよう、より一層、
皆様の「信頼のパートナー」であり続けたいと思っています。

住まいのことなら、本当にどんな些細なことでも、
お気軽にご相談ください。
今後とも、スイコーをよろしくお願いいたします!
 

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