「スキル習得の4つの段階」という言葉をご存知でしょうか。
人が新しいスキルを身につけるプロセスは、
以下の4つのステージに分かれると言われています。
・ステージ1:無意識無能(何も知らないから、そもそもできない)
・ステージ2:有意識無能(知ったけれど、まだできない)
・ステージ3:有意識有能(意識すればできる、やればできる)
・ステージ4:無意識有能(意識せずに自然とできている)
車の運転を例にすると分かりやすいかもしれません。
幼児のころは、車に乗せられていても「運転」という行為自体を知りません(ステージ1)。
子どものころ、遊園地でゴーカートを運転して楽しめたとしても、本物の車の運転はできません(ステージ2)。
やがて自動車学校に通い出し、曲がることや止まることに全神経を集中させながら、
意識的に運転ができるようになっていきます(ステージ3)。
そして免許を取って何年も経つと、
いつの間にか無意識のうちに、スムーズに運転できるようになっています(ステージ4)。
近年、高齢ドライバーがブレーキとアクセルを踏み間違えて事故を起こすニュースをよく耳にします。
「ちゃんとブレーキを踏んだのに走っていったんです」
事故後のそんな言葉から推測するに、
これは加齢などの要因によって、
ステージ4(無意識有能)にいたはずのスキルが、
ステージ3、さらにはステージ2へと無意識のうちに後退してしまっているからなのでしょう。
さて、ここからが本題です。
最近、ニュースなどで「Claude Mythos(ミトス)」
という言葉を耳にする機会が増えたかと思います。
Anthropic社が開発した、サイバーセキュリティとプログラミングに特化した次世代のAIモデルです。
今年2月に同社の「Claude Opus 4.6」、4月には「Opus 4.7」がリリースされ、
さらにはOpenAI社の「ChatGPT 5.5」も登場し、
いよいよ「AIエージェント」が一気に普及し始めました。
ChatGPTが登場して以来、
チャットでやり取りする「生成AI」は、仕事において誰もが使うようになりましたが、
「AIエージェント」はそれとは別物です。
こちらが指示命令を与えることで、
まるで優秀な社員のように自律的に作業を進めてくれるのです。
私自身も3月から本格的にこのAIエージェントを使い出しているのですが、
使いこなそうとすればするほど、
かつて到達したはずの「ステージ4(無意識有能)」が、
今度は巨大な壁として立ちはだかることに直面しています。
長年の努力、学習、経験によって培ってきた
「無意識にできるようになった思考やスキル」こそが、
AIに指示を出す際のボトルネックになっているのです。
AIエージェントを動かすためには、
自分の頭の中にある「暗黙知」をすべて正確に言語化し、
指示として表現しなければなりません。
それが不十分だと、AIから容赦のないフィードバックを受けることになります。
厳しい言葉に変換するなら、こんな感じです。
「前提がまったく分かっていません」
「その思考プロセスでは不十分です」
「きちんと言葉で説明してくれなきゃ動けません」
暗黙知を言葉にできなければ、
どれだけ優れたAIの能力も活かすことはできない。
この事実は、毎日何度も「自分自身の限界」に直面させられるということであり、
正直なところ、けっこうきついものです。
しかし、この壁を乗り越え、自分の「無意識」をもう一度解体して言語化することにこそ、
これからの時代を生き抜くヒントがあるのだと信じて、
今日もAIとの格闘を続けています。
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