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3月, 2021の投稿を表示しています

またもや緊急地震速報:読書『エマニュエル・トッドの思考地図』エマニュエル・トッド著

こんにちは 住生活コンサルタントの 澤口司(一級建築士、宅地建物取引士、2級ファイナンシャルプランニング技能士)です。 2月13日に続いて 昨日(3月20日)18:09 宮城県沖を震源とするマグニチュード7.2 震度5強の地震が発生しました。 車中に緊急地震速報が鳴り 事故を起こさないように停車 徐々に揺れ出して 右に左に身体が揺すられました。 車の中で大きめな地震を体感したのは初 室内と比べると揺れる揺れる でも、かなり冷静に周りを観察してました。 その後、状況確認等で 慌ただしくなって あたふたした夜になりました。 たくさんの方々に ご心配をおかけしました。 ありがとうございます。 これが本当に 東日本大震災の余震で終わればいいのですが、 またもやM9クラスの地震や 利府ー長町線活断層による直下型地震 が発生しないことを 祈るのみです。 ====================================== 本日の読書については 『エマニュエル・トッドの思考地図』 エマニュエル・トッド著 筑摩eブックス (Amazon Kindle版 電子書籍より) についてお伝えします。 著者のことをまったく知らずに この本を購入しました。 その理由は、 ”思考地図” という言葉に惹かれてのことです。 思考の仕組みを学べる本だと 勝手に解釈して Amazon Kindle版を購入 ワンクリックなので 衝動的に押した感があります。 ページをめくると 『日本の皆さんへ』 という”はじめに”にあたる文章 冒頭が 『「思考する」とはなにか。』 「きたー」と思いました。 その次の一文が 『じつは私は、このことについて これまで深く考えたことがありませんでした。』 なのです。 「えっ!?」 日本人向けに書かれた本であることが分かり 読み進めていくと フランス人という括り方が適切ではないと思いつつも 日本人はこんな風に観察され 評価されているんだなぁと・・・。 最後にブックガイドがあり、 『ぜひ日本の皆さんに手に取って ほしいと思う本をリストアップしました。』 として ・歴史 ・人類学・文化 ・統計・データ ・社会 ・小説・SF作品 ・古典 にカテゴリー分けした書名が並んでいました。 これは日本人に対する可能性への期待なのか 警鐘なのか、どっちなのだろう? 意図を読み解けないことが悔...

4女の卒業式へ:読書『劉邦1』宮城谷昌光著

こんにちは 住生活コンサルタントの 澤口司(一級建築士、宅地建物取引士、2級ファイナンシャルプランニング技能士)です。 3月1日に4女の卒業式へ参列してきました。 卒業式を開催するにあたり 保護者1名の参加が可能ということでした。 それならばと仕事が忙しいこともあって スケジュールに入れていなかったのです。 ところが数日前になって 娘から私に来て欲しいという 強い要望があり予定変更。 普通は、父親が行きたいとなっても 拒否られるものだと思うのです。 実際に参列している男性は 片手で数得られる程度です。 そのためきれいに着飾った 母親方のファッションショー みたいな世界観でした。 卒業式は感染予防対策として 大学の講堂にて挙行されました。 学院長の挨拶は 生徒と親の両者に分かる表現であり、 示唆に富んだ素晴らしいスピーチでした。 『あんな風に話せるようになりたい』 と、いつ聴いても思います。 在校生の弦楽奏にも感動! 幼稚園・中学校・高校と 9年間お世話になりました。 4女は4月から東京の大学へ進学です。 ====================================== 本日の読書については 『劉邦1』宮城谷昌光著 文春文庫 についてお伝えします。 劉邦と言えば 始皇帝の秦を滅ぼし 漢という国をつくったことで有名です。 私は、子供の頃にマンガ 『項羽と劉邦』横山光輝著 にて知りました。 その他にもマンガ 『史記』1〜3『項羽と劉邦』久松文雄 画・久保田千太郎 作 を読む(見て)います。 司馬遼太郎 著の 『項羽と劉邦』 については そのうち読みたいと思いつつ 30年以上が過ぎており にも関わらず 宮城谷昌光氏の 『劉邦』 を 先に読むことになりました。 作家、司馬遼太郎も大好きで 『坂の上の雲』 は何度か読み返しており その他には 『龍馬がいく』 『燃えよ剣』 『峠』 『関ヶ原』 『覇王の家』 『風塵抄』 を読んでいます。 しかし、いつだったか たしか4女が生まれた頃に 『龍馬がいく』 を再読しており 2巻目の途中でパタッと止まった事から 司馬遼太郎氏の著書を遠ざけるように なってしまったのです。 何か特に読みたくない理由などないのにです。 今回、 『劉邦1』 を読んだことで このようなふりかえりになっています。 そうして18年も司馬遼太郎氏の著書を 読ん...

東日本大震災より10年

本日、東日本大震災から10年です。 地震のすぐ後、 1978年の宮城県沖地震の体験 そして阪神淡路大震災の給水の 普及支援作業へ神戸市へ行った 経験から、 しばらく大変なことになると思い 対応していくことへの覚悟を 考えるようになっていました。 まさか津波が押し寄せるなどとは まったく考えもしませんでした。 会社に戻ってくる社員を帰し 遠方にいて戻れない社員は そのまま自宅へ帰るよう指示しました。 翌朝、全員が出社しました。 津波被害があったことなど 少しずつ情報が入り出し 想像を遙かに超えた被害である ことだけ分かるように感じです。 我々が何もできないのであれば しばらく様子見として 社員に自宅待機を命じたことでしょう。 しかし、我々は 住まいづくりを生業にしていることで 住宅に関して様々な対応力を有しています。 そこで、何ができるのかを考えながら 営みを継続するために 必要となる物資の調達を手配しました。 12日には 電話が不通だったことで 店にお客様が次々に集まってきました。 住まいの修繕等の依頼です。 すぐに対応できないため 受付のみしました。 体制を整えながら 対応できることから進めていく という判断です。 次の図は 1ヵ月間の修繕等の受付の推移です。 受付停止とあるのは、 業務対応がオーバーフローしたこと 刻々と変化する状況に対応することなどから 改善する時間が必要だったからです。 その間も応急処置作業は進めています。 次の図は、 無料で対応した応急処置作業の件数です。 屋根のブルーシート掛け、 漏水や瓦礫除去などの対応など 被害を拡大させないための応急処置です。 震災後からこのような動きをしました。 この間、すぐに対応できず お待ちいただく日にちが長くなったり ミスがあったり ご期待に十分にお応えできないなどが ありました。 10年前を振り返ると やったこと、やれたことよりも やれなかったこと できなかったこと 不十分だったこと などの方が強く心に残っているようです。 どうしてなのでしょうね。

『まんまこと』この小説、ドラマ化されてました

こんにちは 住生活コンサルタントの 澤口司(一級建築士、宅地建物取引士、2級ファイナンシャルプランニング技能士)です。 本日は 『まんまこと』畠中恵著 文春文庫 を読んだことについて お伝えします。 これまで読んできた歴史小説は 司馬遼太郎氏の著書 宮城谷昌光氏の著書 宮部みゆき氏の著書 北方謙三氏の著書 そして 山岡荘八氏の 「徳川家康」 全26巻 と偏っていました。 ところが昨年 「本所おけら長屋」 畠山健二著 にはまってから 「鬼平犯科帳」 を読み始め そして今回 「まんまこと」 に手を付けました。 書店で平積みになっていて シリーズ物として高い人気のようだったからです。 江戸を舞台にした人情物語 「本所おけら長屋」 に味を占めたことで 二匹目の泥鰌を狙うみたいな感覚で 購入したのです。 趣は違えどもほのぼのとしました。 このようなタイプの本は、 お風呂に入りながら30分程度 1話を読み切る というスタイルにて読んでいます。 心身共にリフレッシュに最適であり、 この「まんまこと」シリーズで しばらく満たされそうです。 ついてます!

『「顧客消滅」時代のマーケティング』の中にスイコーの事例が!

こんにちは 住生活コンサルタントの 澤口司(一級建築士、宅地建物取引士、2級ファイナンシャルプランニング技能士)です。 本日は 『「顧客消滅」時代のマーケティング』小阪裕司著 PHPビジネス文庫 を読んだことについて お伝えします。 小阪裕司先生の久々の著書として この3月頭に出版されました。 その中に なんと”スイコー”という社名が 2回登場しています。 そして最後の方には 名前は出されていませんが 小阪先生とオンラインウェビナーにて 対談した時に私が話した言葉も 取り上げられているのです。 ということで 社員や取引先関係者に配ろうと 書店に予約していたのですが、 まだ全部入荷していない状況です。 Amazonでもビジネス本にて 上位にランキングされていたので 初版本の売れ行きが良すぎて 在庫不足になっているのかも。

「幻庵」(下)勝負師の栄華盛衰のはかなさに

こんにちは 住生活コンサルタントの 澤口司(一級建築士、宅地建物取引士、2級ファイナンシャルプランニング技能士)です。 本日は 「幻庵」(下)百田尚樹著 文春文庫 を読んだことについて お伝えします。 この物語は、歴史上の人物による 囲碁の世界が描かれています。 結びの巻になる 「幻庵」(下) にて 勝負師の栄華盛衰のはかなさを 痛く感じさせられました。 何十手先までの 様々な展開を読みながら 打つ一手を決め続けることに 命を削りながらも挑む棋士達。 そこまでやっているのに 自分の欲 家の名誉などがかかってきた時に 見えているはずが 見えなくなってしまう人間味。 そのようなことを経て 代々守り続けてきた家が 明治維新を機に 社会構造が変わってしまい 立ちゆかなくなる。 そして、新たな芽吹きは かつての時代には チャンスすらなかったであろう 人物が台頭し 新たな囲碁界を形成していく。 しかし、残された莫大な棋譜が 今日の囲碁界へ影響を及ぼしている ことが事実というのであれば 江戸時代に栄えた棋士達は 永遠を得ているのだなぁと思います。 上巻は読み進めるのを 重たく感じていたのが 勘違いだったかのように 下巻は一気に読み通しました。 「幻庵」 を読んだことで囲碁に対する 興味関心が大きく変わりました。