昔、GWの休みに岩手県の
北上山地の奥地まで行き
小川のせせらぎが聞こえている
木漏れ日の中へ
アウトドアチェアを置いて
読書していたなぁ
なんて思い出した今朝です。
このGWは仕事に集中できる環境
にあるため仕事に没頭していたら
もう4日です。
今日は、仕事関係外の読書のことを
ちょっと取り上げます。
というのは読み終えるまでに
2ヶ月以上もかかった本だからです。
文章が難解で読み進められなかった
のではありません。
574ページという大作ということは
時間のかかる要因ですが、
そのために2ヶ月以上もというのでは
ありません。
この本は味読したため
読み進めるスピードが
通常の倍以上かかったのです。
その本は沢木耕太郎著の
「天路の旅人」
書店で平積みになっていたので
気になって手に取りました。
沢木耕太郎氏の名前は知って
いたものの著書を読んだことがないので
ニュートラルな状況で表紙をめくると
東アジアの地図。
さらっと目次に目を通し
序章「雪の中から」
書き出しを読み進めると
なんと盛岡でのエピソードが
書かれていたのです。
盛岡市は私が生まれた場所であり、
何度も行っている場所でもあるが故に
数ページ読み進める中で
出てくる固有名詞と記憶がリンクして
行きました。
これは読まなければならないと購入。
ノンフィクション作品であり、
登場人物が生活していたタイミングで
もしかしたらすれ違っていたかも
何て思ったりもして
美味しい日本酒をちびちびとなめるか
のように読むことを
毎日のように重ねて行きました。
そうやって読み終えると
ロスト感が漂うもので
また最初から読み返そうかなと
思ったのですが、
どうしてロスト感が漂うのかを
考えてみた時に
冒険の旅への憧れが作用している
ような気がし、
これは10年後に読み返した方が
いいと封印することにしました。
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