不動産の相談には、大きく分けて3つのカテゴリーがあります。
- すでに相続した不動産の相談
- これから相続する予定の不動産の相談
- 住み替えに伴う自宅売却の相談
この中で、最も「ネガティブ」な感情が渦巻く案件が多いのが、
1番目の「すでに相続した不動産の相談」です。
いわゆる「争族(そうぞく)」です。
先日お受けしたのは、共有名義で相続した土地に関するご相談でした。
事前の相談も一切ないまま、
突然、兄側の弁護士から弟さんへ内容証明郵便が届いたというのです。
今回ご相談に来られたのは、その弟さんでした。
残念ながら、このような段階になってしまうと、
公認 不動産コンサルティングマスターとして、
あるいは宅地建物取引士やファイナンシャルプランナーとして、
私がお役に立てることはほとんどありません。
できることと言えば、弁護士や司法書士を紹介することくらいです。
弟さんのお話を詳しく伺うと、
ショックのあまり眠れなくなり、食事も喉を通らない状況とのこと。
その背景を知るにつれ、
私自身も強い憤りを感じずにはいられませんでした。
「なぜ、もっと違うやり方ができなかったのだろうか」
そう思わずにはいられません。
しかし悲しいかな、こうしたケースが頻発しているのが現実です。
親御さんの生前にはっきりさせておけば……。
せめて相続が発生した時点で、丁寧に話し合いを重ねていれば……。
ここまでこじれることはなかったはずです。
それが叶わないからこそ、「争族」が増え続けているのでしょう。
ちなみに、今回の案件の土地は評価額がかなり低いものです。
不動産会社の営業マンからすれば、
仲介手数料が最低限にしかならないため、
積極的には動きたがらないような物件です。
なぜ、スイコーに相続不動産の相談が寄せられるのか?
これについては、こちらをご覧ください。
【相続の基礎】なぜ一級建築士事務所が「相続の最初の相談窓口」になるのか?不動産・空き家の交通整理について解説

コメント
コメントを投稿