スキップしてメイン コンテンツに移動

投稿

1月, 2021の投稿を表示しています

「ウンコはどこから来て、どこへ行くのか」ウンコの話しは奥が深くて面白い

こんにちは 住生活コンサルタントの 澤口司(一級建築士、宅地建物取引士、2級ファイナンシャルプランニング技能士)です。 本日は 汚いものとして扱われるようになった ウンコ について科学した文献 「ウンコはどこから来て、どこへ行くのか」 〜人糞地理学ことはじめ〜 湯澤規子著 ちくま新書(電子書籍版) を読んだことについて お伝えします。 まずもって ”人糞地理学” という学問があったことに驚き! ご存知だったでしょうか? この本を読みたいと思ったのは、 数年前に 「江戸の糞尿学」永井義男著 作品社 を読んだことに始まります。 「江戸の糞尿学」 が あまりにも秀逸すぎて ウンコの奥深さに魅了されてしまったからです。 先日書いた 「本所おけら長屋」 は 江戸時代の長屋を舞台に 様々な人情物語が繰り広げられて いるのですが、 その長屋の配置図にも 厠(トイレ)が書かれています。 長屋において厠は 絶対必要不可欠な場所なのです。 その糞尿が売りモノ 大家さんの収入だったのです。 居住者の生活レベルによって 長屋には差があり、 糞尿の売値も違っていたというのです。 生活レベルが高い 居住者が多い長屋ほど 良質の糞尿として 農家に高く売れるということですね。 最も高い値がついたのが 江戸城の糞尿だったそうです。 将軍様や大奥のウンコが 最高ということですね。 このような知識を得て ウンコへの関心が 高くなっていったのです。 さほど遠い昔ではない頃まで 人糞が肥やしとして 用いられていたことを 知っている世代が まだ多くいるはずです。 子供の頃に 田んぼで遊ぶ際に 肥だめに落ちないよう 注意された記憶があります。 そこでこの 「ウンコはどこから来て、どこへ行くのか」 です。 ウンコの歴史的な扱い そして世界各地における ウンコの扱いの違い 昔の日本人は 凄かったのだなぁと驚嘆します。 そして、この本を読んで ウンコに世界を救う未来を感じました。 ウンコは偉大です。

「本所おけら長屋 15」 涙あり、大笑いありのリフレッシュ

こんにちは 住生活コンサルタントの 澤口司(一級建築士、宅地建物取引士、2級ファイナンシャルプランニング技能士)です。 本日は 涙あり 大笑いあり でリフレッシュさせていただいた小説 「本所おけら長屋 15」畠山健二著 PHP文芸文庫 についてお伝えします。 昨年、10月8日に出版され 月末には第2刷という 人気の歴史小説。 累計117万部になり、 これは留まることなく シリーズが続いていきそうです。 第15巻は、4話 「はるざれ」 「なつぜみ」 「あきなす」 「ふゆどり」 「なつぜみ」は夏蝉 「あきなす」は秋茄子 「ふゆどり」は冬鳥 それでは、「はるざれ」とは? 春の”ざれ” ”ざれ”を変換してみると ”戯れ”くらいしか出てこない。 ”はるざれ” で検索してみたら へぇ〜となる言葉でした。 この物語では、 そのはるざれが 青森の黒石藩の名物になっていく 人間模様が描かれています。 仙台藩の有名な料亭が からんだことがポイントにも なっていたので 物語を読みつつ 『味わってみたい』 『日本酒にあてとして抜群だろうなぁ』 しかし、それは物語の話しで 黒石市名産ではない様子? グルタミン酸の具合が その味わいを左右するらしく 黒石市さん 名産品として 作ってくれないでしょうか? 「なつぜみ」では うるっときました。 「あきなす」では 大笑い。 「ふゆどり」では 人生の苦難と人との繋がり絆による エピソードに 心温まる思いをしました。 「本所おけら長屋」シリーズは、 日々の忙しさに追われている中で ほっとひと息させてくれる力があり 自分らしさを取り戻させてくれる感じです。 今回は、こんなところです。 読者は心の栄養! やめられないですね。 最後までご覧下さり ありがとうございました。 株式会社スイコー 代表取締役 澤口 司(さわぐち つかさ)

「幻庵」(上) 囲碁の世界観に触れたかも

今年最初の書店散策で購入したのが 「幻庵」 (上)(中)(下) である。 普段は(上)(中)(下)3巻 同時購入などしないのだけども 作家が百田氏だったので まとめ買いした。 上巻を読み終えた時に すぐに中巻を読みたくなって しまった時の衝動が 嫌だなと思ったからだ。 百田尚樹氏の著書は 平成25年に 「海賊と呼ばれた男」 を読んで感動して以来 「永遠の0」 「モンスター」 「幸福な生活」 「プリズム」 「夢を売る男」 「ボックス!」 「輝く夜」 「風の中のマリア」 「影法師」 「黄金のバンタムを破った男」 「鋼のメンタル」 「雑談力」 「日本国紀」 「日本国紀の天皇論」  有本香共著 「カエルの楽園2020」 を読んできた。 まだ、読み落としている本が 何冊かあるものの 小説以外の本にも影響を受けており、 勉強になるので 著書についてはすべからく 読み尽くそうと思っている。 まだ、 「幻庵」 (上) を読了したところである。 すぐに 「幻庵」 (中) へ向かおうとしたが 手を止めた。 その理由については、 後日書くことにして 「幻庵」 (上)が 決してつまらなかった訳ではない ことだけは記しておく。 この 「幻庵」 については、 百田氏の著書なので 書名がまだ既読ではないことだけを 確認した購入した。 そのため 「幻庵」 の意味も 帯に書かれている内容も 確かめずに先入観なしで 表紙をめくって読み始めた。 プロローグで世界最強棋士のひとりが 「アルファ碁」に負けたという エピソードから始まる。 それは2016年に起きた 大事件だったと言うのである。 何となくニュースで そんな話しを耳にしたかもしれない なぁと思ったが、 ヨーロッパやアメリカの新聞が こぞって 「人類が機械に破れた日」 と大々的に報じていたとあるので ただ事ではない話しなのだと 思いを新たにした。 そうして江戸時代の文化文政の頃 棋士の置かれている環境や どのような戦いが繰り広げられて いたのかの物語に入って行く。 のだが、物語と共に史実解説が 挟まってくるので小説を読んで いるようで囲碁の歴史を学んで いるような感覚にもなる。 そして、アゲハマ、キリ、ツケ などの囲碁用語が次から次へと 出てくるので 否が応でも囲碁の学習になって しまい、とうとうスマホの囲碁 アプリをいじってしまった。 実家には、...