スキップしてメイン コンテンツに移動

2ー3月は”お祭り”期間 :読書「やりとげる力」スティヴン・プレスフィールド著

 【2ー3月は”お祭り”期間】


毎年立春が過ぎてから

身体の芯まで冷えるような日が

くると必ず思い出すのが

社会人になった頃のこと。



当時は大手ハウスメーカーの

下請けをしていました。


1年の中で3月の引渡物件が最も

多かったので、この時期から3月

末まで突貫工事が続くのです。


3月末まで日曜日の休みは2回

くらい。


夜9時前に現場を終えること

がなくなり、午後11時とか午前

0時を過ぎることが日常的にな

ります。


『24時間戦えますかぁ♪』


という歌が流行っていましたが、

「そんなの無理だろ!」


と反発していました。



夜中に家に帰り、

真冬とは言え身体の汚れを

落とすため風呂に入ります。


浴槽に浸かったまま寝てしまい

身体が冷え切って目覚めると

午前3時過ぎというパターン

を何度となく繰り返す始末。


そうして翌朝8時前に会社に

行って次の日も突貫工事です。



そのような状況を下請け会社

同士で”お祭り”と呼んでいる

ことを上司から教えられました。



お祭り=楽しい


と思っていたので、それにも

反発心が湧いたものです。



20代前半から中盤にこのよう

な体験を重ねたことは、今では

とてもよい思い出です。


理不尽とか不条理とかを

これでもか

これでもか

と経験させられた観があった

訳ですが、仕事を投げ出さずに

最後までやり遂げることで

多くの学びを得、そして今の

自分のベースを培ったことを

知っているからです。


若き頃の苦労があったならでは

の自分自身ということです。



厳しい寒さを感じ

あの頃のことをふと思い出す時には


「あの頃の寒さよりはましだな」

とか

「あさの寒さの中でやり遂げたの

だから、今ならもっと上手にやれ

るな」

みたいなことを思うのです。



逆を言うと

暖冬の年にはそのようなことがない

ために心にすきま風を生じさせて

しまうのかもしれません。


注意しておかないと!




================================================


本日の読書については


読書「やりとげる力」スティヴン・プレスフィールド著 筑摩書房





















を読んだことについて

お伝えします。




この本は中古本で購入しました。

2008年初版です。


ある研修でおすすめ本だったので

購入しました。


この本の学びにより

スタッフのやりとげる力をレベル

アップさせようと考えてのことです。


しかし、読了して

その狙いが木っ端みじんに吹き飛び

ました。



読み込み内容を理解することで

やりとげる力が身につくような

本だったのです。


出版社が読者が読みやすいように

文字の大きさや1ページの文字数など

を工夫されているようですが

内容の難易度が高いようで

(私自身の読解力が低いため)

意味を理解するのが難しいのです。


著者は米国のベストセラー作家

とのこと。


アマゾンで販売されている原著を

調べてみたら、2020年の読者レビュー

が複数あったので売れ続けている

本なんだなと思いました。

コメント

このブログの人気の投稿

建築物の構造関係技術基準解説書2025版改訂

建築基準法の大改正がこの4月1日に施行されました。 その大改正に伴い建築物の構造関係技術基準解説書が 改訂されました。2020年以来のことです。 従来の一般的に行われていた 木造住宅の新築工事やリフォーム工事において 従来通りでは法令違反になる場合もあるため、 慎重に対応していく必要があります。 特にリフォーム工事においては、 リフォームしたことにより違反建築物にしてしまう 可能性もあります。 知らなかったでは済まされないことであり、 お客さんへ法令遵守でのリフォーム工事についての 説明責任と共にご理解ご納得いただく努力も必要です。 長年、住宅リフォーム工事を営んでいますが、 中には屋根外壁塗装工事の際に 「よそでは足場なしで出来るって言ってたわよ。 だから足場代を減らして安くしなさい」 みたいな注文を付けられたことが何度かあります。 さすがにそのような理不尽な要求を受けた場合には、 足場の必要性についてご説明をした上で ご理解を頂けなければお断りしています。 このような事例は特異的なケースですが、 様々な法令が施行されているおとから、 ご説明をしなければならないことが多くなっており、 お客さんの立場としては 難しい用語が入る法令遵守に関わる説明を じっと聞かなければならないのも大変かと思います。 昔のように信頼関係だけで済んだ時代が懐かしく思えて、 法令を覚え、法令遵守を徹底しなければならない スタッフ達も大変だなぁと思う所です。

創業40年のご挨拶

  株式会社スイコー(旧社名:三伸水道株式会社)は、 おかげさまで本日、創業40周年を迎えました。 ここまでで来られたのは、多くのお客様、取引先の皆様、 そして地域社会の支えがあってこそです。 心より感謝を申し上げます。 創業から現在までの歩み 当社は、父と母、そして一人の職人とともに、 わずか3名でスタートしました。 当初は、不動産会社からの小さな修繕工事や 工務店からの水道工事をこなしながら、 一歩ずつ前進して行きました。 やがてホームビルダーや大手ハウスメーカーからも ご依頼をいただくようになり、多忙な日々へと 変わって行きました。 昭和62年、私も入社し、当時は毎日遅くまで 仕事に追われる生活が続いていました。 バブル崩壊により、厳しい経営環境になりました。 元請けからの一方的な発注価格の減額や 金融機関からの貸し剥がしを受け、経営危機に陥りました。 何とか一時的に回避できたものの、 このままでは会社の存続が難しいと思い、 住宅リフォーム業への進出を決意したのです。 初めての営業担当として採用したのは、 未経験の女性一人だけ。 彼女と一緒に二人三脚で道を切り開き、 平成8年2月には私が代表取締役に就任。 以降、ハウスメーカーから脱下請けへと動き出し、 元請けとして一般のお客様向けの住宅リフォームを 本格的に開始しました。 経営の転換と挑戦 ある地元企業の経営者から、 「君の会社は飼い猫型(下請け)か、野良猫型(元請け)か」 と問われたことがあります。 社長としての甘さがにじみ出ていたからなのでしょう。 下請けの安定から離れた状態にいることが どのようなコトなのか思い知らされました。 元請けとして経営する道は平坦であることが一度もなく、 何度も壁にぶつかりながらの道でした。 それでも「お客様の笑顔」と「ありがとう」の言葉が 私たちの活力となったのです。 現在の事業とサービス 現在、スイコーは住宅専門店として、 戸建住宅の新築・建て替え、 そして戸建てやマンションのリノベーション、リフォーム、 不動産売買仲介などをワンストップで提供しています。 さらに、空き家や実家の相続、 住み替えに伴う売却のご相談、 家族間の相続問題などに対応しています。  案件の状況により弁護士、司法書士、税理士、 土地家屋調査士などの専門家と連携し、 複雑な問題も丁寧に...

スイコーが太陽光発電を避ける理由

当社は、お客様より太陽光発電設備設定の ご依頼についてはお断りしています。 東日本大震災の年に東松島市への復興支援 活動をした際に、太陽光発電事業について 本格的に検討を進めたものの、 様々な理由から事業をしないと決断したのです。 スタッフには、やらない理由について概要を 説明し、以来お断りするよう指示しています。 光熱費が高くなったことで 問い合わせが増えつつあることも踏まえ 今朝、勉強会を開催して なぜスイコーは太陽光発電を受けないのか について説明しました。 以前は、口頭での概要説明だったため 納得出来ずにいたスタッフがいたかと 思います。 そこでエビデンスを入れたお客さん向けの プレゼンツールを作成し、今朝の勉強会に て説明したのです。 スイコーは、SDGs12「つくる責任つかう責任」 へ取り組んでいます。 それに該当するプレゼンツールになってい ることからも参加したスタッフ達には 腹落ちして貰えたような印象です。 太陽光発電の技術について否定しているの ではありません。どのようにその技術を 使うのかにおいてスイコーとしては 課題が大きすぎて対応不可なため、 そのような判断に至っているということです。