先日、住宅建築に関するSNSの投稿を
ぼーっと眺めていたら
住宅建築において一級建築士は不要みたいな
投稿が次々に出て来て
それも書き手はどうやら二級建築士ばかり
その中には
「一級建築士は時間とお金があるやつ」
みたいなのがあり、
ちょっとこれには・・・・
自分は、二級建築士を飛ばして
いきなり一級建築士にチャレンジ
それがかなり無謀なことだったことは
後で知ることになる訳なのですが、
一級建築士も二級建築士も
学科試験と設計製図試験があります。
試験内容が違っているので
住宅建築にしか携わらないのであれば
二級建築士でも充分ではあります。
自分の場合には学科試験は資格学校へ通わず独学で受験しました。
・時間が取れない
・お金がもったいない
ということで朝5時起床して2時間
家に帰ってから2時間から4時間
定休日で仕事がない日は6時間から10時間
過去問を中心にとにかく問題を解くことを繰り返したのです。
勉強すればするほどに
建築に関する自分の無知さに直面していきました。
学科試験に合格したら
設計製図試験は楽勝なんだと勝手に決めつけていたのですが、
学科試験以上など比べものにならないくらい
設計製図試験は地獄でした。
資格学校に通ってのにです。
「設計製図試験は資格学校に通わないとかなり厳しいよ」
と知り合いにアドバイスもらっていたのに
学校に通うんだから大丈夫でしょという甘い考えもあったのです。
これまでの人生であの時ほど勉強したことはありません。
中学とか高校であの半分程度でも勉強していたら
有名大学に入れたような気がします。
そんなこんなで合格を掴み取った一級建築士です。
妥協せずにチャレンジしてよかったと思っています。
住宅建築を仕事としている自分の先輩や友人知人は
二級建築士よりも圧倒的に一級建築士の方が多いです。
この4月に建築基準法や建築物省エネ法が改正になり、
住宅建築が大きく変化します。
戸建住宅の新築やリフォームにおける
構造計算や省エネ計算などについて意見交換や議論を
することが増えているのですが、
そこに二級建築士の人は少数です。
なぜだか分かりませんが・・・。
意見交換や議論をしている二級建築士の片方は、
一級建築士に対する偏見とかコンプレックスを感じることもありません。
どうやって法令に適合させていくのか
施主にどのように理解してもらうのか
真剣に話し合えています。
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