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「植物図鑑」という小説

植物にまったく興味がなく

知っている花の名称ですら数種類だけ


作家有川浩の小説が好きでなければ

絶対に購入することなどなかったと

言い切れるのが


「植物図鑑」有川浩著 幻冬舎文庫





である。



それも購入したのは1年以上前、

購入して未読の本たちの中に

ずっと置かれたままだったのを

久しぶりに有川浩氏の小説を

読みたいと思って

重たい気分を持ちながら手に取り

読み始めた。


そもそも「植物図鑑」という題名に

小説なのか分からず、

(購入した時に中を見ていないため)

もしかしたら本当に「植物図鑑」

なのかもしれないという思いもあり

表紙をめくったのである。



そうしたら

つくし

シロツメクサ

フキ

タンポポ

ふきのとう

などなどの写真が


やっぱり植物図鑑だったのかぁ?


というところから

ヘクソカズラ

という知らない植物名の

第1章が始まり

物語がスタートしていった。


その中にきちんとヘクソカズラ

登場してくる。


ヘクソカズラのヘクソとは、

なんと屁糞とのことだと言っている。


草に屁糞と命名するとは

よほど臭いからなのだろうと

説明を聴くまでもなく想像してしまう。




2章以降も植物名で物語が展開していく

構成になっていた。


それも、知っている植物や食べたことが

ある植物が続き

野草を料理して食べる部分に

惹き込まれてしまった。


そんな食べ方があったのかぁみたいな

感じである。


そのような展開が繰り返されて

野草への興味が喚起されてしまった。


昭和天皇の「雑草という草はない」

というお言葉も物語の中で用いられており、

昭和天皇が植物に関するどのような

研究をされていのかまで

気になってしまった。


そして、極めつけは

本屋へ行った際に

ついつい植物図鑑が並んでいる書架の前に

立ってしまったのである。


手に取ることまではしなかったものの

数十冊も種類があったことに

少々驚いてしまった。



この小説を読んだことで

植物に対する思考が

まったく変わってしまったようだ。


おそらく来春には、

この「植物図鑑」に登場する野草を

探してみることになりそうである。


特にヘクソカズラについては

必ず探しだし、

その花を見たいと思う。



小説は、ほんと心の栄養補給アイテムだなぁ!

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