【読書の回】
解説に
「時代小説というものは自分とは
無縁のもだ、という先入観があっ
たからである。それが時代小説だ
からという、ただそれだけの理由
で、いわば食わず嫌いから池波正
太郎の小説を読んだことがない人
は結構多かろうと思う。(中略)
そういう私が、手のひらを返すよ
うに、池波正太郎狂になった。
以来、夢中で池波小説を貪った。
すでに白状したように、私の場合、
オーソドックスな池波小説ファン
とはいえないかも知れない。まず
エッセイ、次に作家自身、それか
ら作品そのものへと傾斜して行っ
たのだからである。」
と文庫本「鬼平犯科帳 4」の終わり
の解説を佐藤隆介氏が書いてあった。
この解説を読んで、実はちょっと
ほっとした。
アラ還になって初めて池波正太郎
の小説、それもテレビでも長く続
いた「鬼平犯科帳」を読み出し、
即はまってしまう状況にあって
何となく恥ずかしさみたいな感じ
を覚えていたからである。
「鬼平犯科帳」は、会社経営とし
ての学びが多い。
決断力、判断力、人事、そして
最も大切なコト。
「鬼平犯科帳4」も社長としての
自分の至らなさを感じる場面が
何度かあった。反省に次ぐ反省。
今度、佐藤隆介氏オススメの
「池波正太郎の食卓」
を読んでみようと思う。
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