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2020年の読書

明日は大晦日 これまでの所、今年は161冊の読了。 現在読みかけ中の本が7冊。 あと1冊読み終えるかどうかなので 目標の200冊には 今年も到達しなかった。 この数年こんな状況である。 うち小説は アイ 西加奈子著 ポプラ文庫 過ぎ去りし王国の城 宮部みゆき著 角川文庫 岳飛伝8 龍蟠の章 北方謙三著 集英文庫 警視庁公安部・青山望 報復連鎖 湊嘉之著 文春文庫 ラスト・コード 堂場瞬一著 中公文庫 湖底の城 八 宮城谷昌光著 講談社文庫 この世の春(上) 宮部みゆき著 新潮文庫 この世の春(中) 宮部みゆき著 新潮文庫 この世の春(下) 宮部みゆき著 新潮文庫 騎士団長殺し 第2部 遷ろうメタファー編 上3 村上春樹著 新潮文庫 騎士団長殺し 第2部 遷ろうメタファー編 下4 村上春樹著 新潮文庫 本所おけら長屋1 畠山健二著 PHP文芸文庫 本所おけら長屋2 畠山健二著 PHP文芸文庫 警視庁公安部・青山望 機密漏洩 濱嘉之著 文集文庫 本所おけら長屋3 畠山健二著 PHP文芸文庫 本所おけら長屋4 畠山健二著 PHP文芸文庫 BUTTER 柚木麻子著 新潮文庫 AXアックス 伊坂幸太郎著 角川文庫 仮面病棟 知念実希人著 実業之日本社文庫 本所おけら長屋5 畠山健二著 PHP文芸文庫 猫を棄てる 村上春樹著 文藝春秋 アーモンド ソン・ウォンピョン著 祥伝社 海の底 有川浩著 角川文庫 本所おけら長屋6 畠山健二著 PHP文芸文庫 本所おけら長屋7 畠山健二著 PHP文芸文庫 本所おけら長屋8 畠山健二著 PHP文芸文庫 R帝国 中村文則著 中公文庫 本所おけら長屋9 畠山健二著 PHP文芸文庫 素敵な日本人 東野圭吾著 光文社文庫 本所おけら長屋10 畠山健二著 PHP文芸文庫 本所おけら長屋11 畠山健二著 PHP文芸文庫 カエルの楽園2020 百田尚樹著 新潮文庫 本所おけら長屋12 畠山健二著 PHP文芸文庫 本所おけら長屋13 畠山健二著 PHP文芸文庫 図書館革命 有川浩著 角川文庫 本所おけら長屋14 畠山健二著 PHP文芸文庫 岳飛伝9暁角の章 北方謙三著 集英社文庫 時限病棟 知念実希人著 実業之日本社文庫 ホワイトラビット 伊坂幸太郎著 新潮文庫 鬼手 濱嘉之著 講談社文庫 鬼平犯科帳1 岩波正太郎著 文春文庫 神酒クリニックで乾杯を 知念...

「破壊から再生へ」自叙伝的エッセイからの学び

尊敬する経営者から紹介されたのが 「破壊から再生へ」橋岡蓮著 幻冬舎 である。 友人の著書として紹介があった。 書店へ行って購入したかったのだが、 スケジュールの都合で すぐにAmazonで購入した。 そして、届いた翌日に 一気に通読した。 衝撃的だった。 自叙伝的エッセイ ”的”という言葉がつくので 自叙伝ではないのか それとも自叙伝だけれども あまりにもインパクトが強い 内容なので後々のことを 考えて”的”という言葉を 用いて曖昧さをつくったのか などと憶測してしまった。 悪い癖が出た。 エッセイから 伝わってくることは 半端なく著者が 自分自身と向き合って 思考していること そして、孤独でありながらも 孤独ではない世界を言葉として 紡ぎ出していること あぁ この著者は 現在という時間をきっちりと 生き抜いているなぁと思った。 それには、過去の辛い体験などと 向き合い受け止め、受け入れて 自分自身で自己肯定を導き出し 未来へ向けて現在を創出している ような印象である。 故に「破壊から再生」なのかなと 子供達そしてスタッフ達に 読んで欲しい本である。 どうしてそう思ったのか? この1週間、この問を 自らに問い続けた。 出てくる言葉は 稚拙であり またはよく見せようとする 思考が働いてしまい 読了した時に 子供達やスタッフ達に 読んで欲しいと思った 感情を表せていない。 言葉に出来ないのである。 言葉を持てない苦しさというか 不自由さを感じた1週間でも あった。 著者の橋岡氏なら どんな風に表現するのだろう

38度を超える発熱でやっと

38度を超える発熱になってから かかりつけの病院へ行くのが いつものパターンである。 ノドの調子から これは高熱が出そうだなぁと 思った時には 37度になっていなくても 行ったことがあるが、 よほど酷くない限りは 病院には行きたくない。 今年は、 3月より体温を測定から 出勤することになったため 普段の体温について 知ることになった。 多いのが36.2度前後である。 たまに36度以下の日もある。 最高でも36.7度で この1年弱の間に数回程度。 起床した時の 体調によって違うのかと 思っていたのだが、 体調が悪いから体温が低い とか高いとかになっていない ことが分かった。 体温に関係なく 体調が悪い時は悪く 体調がいい時はいい 35.8度から36.7度 までの間は 季節とかも関係なく 体温が変化しているようだ。 去年も熱が出て病院へ 行くことがなかったが、 今年は去年以上に健康的な 1年になった。 健康を維持するために 食べることについての意識改革 そして水を1日2リットル以上 飲むのが 当たり前になった。 しばらくの間は、 夜中に1回か2回トイレに 起きていたが、 11月頃から それがほとんどなくなった。 どうしてそうなったのか わからない。 なので寝る前に 躊躇なく水をゴクゴクと 飲んでからベッドに入っている。

「一人称単数」6年ぶりの小説?

この単行本の帯に 「短編小説は、ひとつの世界の たくさんの切り口だ 6年ぶりに放たれる、 8作からなる短編小説集」 とある。 「一人称単数」村上春樹著 文藝春秋 ”6年ぶりに放たれる” とは 短編小説集が6年ぶりなのか それとも小説が6年ぶりなのか どっち? と思ってしまった。 素直に6年ぶりの短編小説集と 受け取ればよいものを ついつい突っ込みたくなっている。 村上春樹氏の長編小説が出版される場合には 出版前から宣伝されて 出版日の午前0時に発売され 並んで購入する沢山の人がいることで 有名である。 前回は 「騎士団長殺し」 であった。 そこで、いつだったのか調べてみたら 2017年2月24日だったので 先の疑問は 短編小説集が6年ぶりのようである。 では、その短編小説集は? と思ったけれども 調べるのは止めた。 私は村上春樹ファンである。 でもハルキスト未満だと思う。 というのは、二度読んだ小説が 数少ないからである。 「ノルウェイの森」 「1Q84」 だけしかなく また、ファン同士が集まって 小説の世界観などについて 語り合うなどまでの欲求が 湧かないので そう思っている。 そもそもハルキストの定義を 知りたいとも思わない。 22歳の時に 「ノルウェイの森」 が大ブレイクして 小説を滅多に読まないのに 購入して読んだ。 中学生の時から ビートルズを聴いていたのに 曲名が書名に使われていた ことを読むまで気づかなかった。 物語の世界にはまり 途中からノルウェイの森を 聴きながら読んだりもした。 村上ワールドと呼ばれる 世界観がどんなものなのかを 表現する言葉を持ち合わせていないけれども その世界観に魅せられたことは間違いない。 それ以来、 文庫化された村上春樹氏の 長編小説、短編小説、随筆などを読みあさってきた。 おそらく読み残している本は ないと思う。 自分の中では村上春樹氏の 長編小説を読む時には かなり気合いがいる。 今どきの表現だと全集中しないと 読み進められない。 そうしないと小説の世界から弾かれてしまうからだ。 一方、短編小説は 気軽に読める。 深ーく読めていなかったとしても その物語は数十分後に終えてしまい、 また新たな物語に入っていけるから だと思う。 これが長編小説の場合には、 そうはいかないから気合いがいるのだ。 「一人称単数」 久々に村上春...

「電子の標的 警視庁特別捜査官・藤江康央」こんなハイパーな警察官に会ってみたい

「電子の標的 警視庁特別捜査官・藤江康央」濱嘉之著 講談社文庫 元警視庁警視で警視総監賞などを 受賞している作家 濱嘉之氏の小説を 初めて読んだのが平成28年2月 「警視庁情報官 シークレット・オフィサー」 以来 「警視庁情報官 ハニートラップ」 「警視庁情報官 トリックスター」 「警視庁情報官 ブラックドナー」 と続けて読み 先月「鬼手」 そして今回 その次に出版された 「電子の標的 警視庁特別捜査官・藤江康央」 を読みました。 濱嘉之氏の小説は、 いつもそのスピード感に心躍らされる。 今回は、大金持ちのご子息の誘拐。 と思っていたらやくざが登場してくるし 最先端技術を駆使した科学捜査に なってくるし 警察組織内の問題も 藤江特別捜査官にかかると 壁がまったくなくなってしまい SITとSATまで登場 そんなこんなで無事救出 後処理も漏れなく完璧 こんなハイパーな警察官に会って マネジメントについての 心がけていることや 何から学んで身につけたのか など教えを請いたいと思った。 この小説は、なんか盛り沢山な内容 にしてあるのに きっちりとまとまってしまうのが 凄いなぁと思った。 今回もまた楽しめた。