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どうしてそんなに情報収集を(その14) 東日本大震災対応について

26日(金)の夜に

名古屋にいる次女が帰って来ました。

仕事を終えて中部国際空港へ迎い

搭乗締め切り5分前に着いたとのこと。


夜ご飯を食べながら、

近況を聞き

朝には友達との約束(プチ旅行)があるからと

出かけて行き、昨晩遅くに名古屋の自宅に帰ったとのこと。


慌ただしい来仙でした。


ちょっとの時間でしたが

仕事に遊びに頑張っているなぁと

嬉しい思いをしました。




(前回からのつづき:当時のブログ記事のコピペです。)



(2011年5月5日の記事)

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東京から


昨日は東京から同業経営者の方が

現場担当の方と来られました。


『ワッ!』

と驚くようなお土産を沢山お持ち下さいました。

震災後より無理を重ねて頑張っているようだから

社員さん達と食べて下さいと


おっきなクーラーBOXいっぱいの

高級和牛ステーキ肉でした。


震災後 連絡が取れるようになってから

次から次へと

北海道から鹿児島まで

知人、友人、同業の経営者の方々より

電話、メール、ハガキなどにて

励ましのお言葉と共に

支援物資を送っていただきました。


ある程度充足した後は

『必要な時にお言葉に甘えてお願い致します』

とお伝えしているのですが、

それでも

突然に物が届くという事もありました。


”東北人は我慢強いし控えめで

必要な物があってもなかなか口に出さない”


という事がメディアで繰り返し宣伝されているらしく


もしかしたらじれったく感じられているのかもしれません。


が、

当方としては

顧客様が沢山いらっしゃるためその対応で

もの凄く忙しい日々を過ごしておりますが、

仙台の内陸部はかなり日常を取り戻し活性化し

何とか乗り切っていけるものと見通しがついているので、

未だに見通しがつかない沿岸部へ支援して頂いた方が

ありがたいと思ったりするのであります。


それでも先方の多くは

それはそれで義援金や他の事でやっているから

それとは別に現地で苦労し続けているスイコーさんにも支援したいんだ

という風に返されています。


そのたびに涙の出る想いでありまして・・・。


元気で頑張っている姿を見て頂くことが

全国各地よりご支援くださっている方々の想いに報いることなのだなと

感じ入る日々であります。


今日も元気よく頑張っています!



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(2011年5月6日の記事)

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優れたマネジャーの条件


今日は立夏

肌寒い朝ですが季節的には夏に入りました。

東京へ出張してきます。


昨晩読んでいた本に

”優れたマネジャーの条件”

という項があり

有能なマネジャーに求められる資質をまとめ上げた一覧がありました。


その資質とは

・勇気

・献身的姿勢

・好奇心

・自信

・率直さ

・振り返りを重んじる姿勢

・洞察力

・さまざまな人物、考え方、曖昧さに対して偏見がなく、寛容であること

・革新性

・コミュニケーション能力(聞き上手であることを含む)

・人脈が豊かであること、情報通であること

・観察能力

・思慮深さ、知性、賢明さ

・分析的・客観的であること

・実務的であること

・行動思考の決断力

・積極性

・カリスマ性

・情熱

・人々を鼓舞する力

・ビジョン

・エネルギー、熱心さ

・陽気であること、楽観的であること

・野心

・粘り強さ、不屈の精神、熱意

・協働志向・参加志向・協力志向であること

・愛嬌

・人々を支援する姿勢、共感する能力、感情移入する能力

・安定性

・頼りがい

・公正さ

・説明責任を果たす姿勢

・倫理的であること、誠実であること

・一貫性

・柔軟性

・バランス感覚

・ものごとを統合する能力

・長身であること


長身であることに補足がありました。

「長身という要素は、私が見たどのリストにも登場していない。しかし、

もしかすると、ほかの多くの要素より重要なのかもしれない。さまざま

な研究によると、マネジャーは平均して、それ以外の人たちより背が高

いことがわかっている。(後略)」


この節の本文結びには

「ここに揚げた資質をすべて身につければ、あなたは有能なマネジャー

になれる・・・・・人間味には欠けるが。」

とありました。


マネジャーは有能であることを期待されています。

特に部下より上司に対する見方と期待が

有能であることを欲してそうです。


上記資質を我が身に照らし合わせてみると

身が縮む思い

にしかなりません。


”長身であること”

は満たされている条件のひとつですが、これは努力の結果ではなく

親より与えられた体がそうであっただけです。

その他は自らの努力によってもたらされるものばかり、

あとは社員よりどれほど認められているのか・・・

我が身の欠陥をどれだけ受容してもらえているのか・・・


考え込まされる文章でありました。


引用文献:「マネジャーの実像」ヘンリー・ミンツバーグ著 日経BP


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(2011年5月7日の記事)

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何を読み取るか


先日79歳の誕生日を迎えられた

マーケットリサーチの草分け的企業創業者の方より

お礼にと送られて来たのが
















「機関銃下の首相官邸」迫水久常著 ちくま学芸文庫

です。


背表紙に

「首相官邸は、今日まで二度、機関銃の銃火にさらされてきた。

二・二六事件と終戦の時である。いずれも昭和天皇が事態収拾の

ために、帝国憲法の枠組みから逸脱しかねない決断を下した時で

もあった。前者の場合は、決起した部隊を「叛乱軍」として鎮圧

する旨を指示し、後者においてはポツダム宣言を受諾するという

「聖断」を下したのである。著者はその二度の偶然に、最初は岡

田首相の秘書官として、二度目は鈴木終戦内閣の内閣書記官長と

して遭遇することになった。近代日本の歴史的な瞬間を目撃し、

重要な脇役として参加した著者が、その体験を生々しく綴った迫

真のドキュメント」

とあります。


自分がまだ0歳の東京オリンピックの年に刊行された本で、今年

2月に復刻版が発行されました。


贈り主はこの本に書かれている二・二六事件から終戦までの政府

の対応と今回の東日本大震災を重ね合わせ問いかけるメッセージ

が添えられていました。


果たして何を意味するのか?


すぐに読まなければと

真剣にかじりつきました。


そこには中学、高校の歴史教育では習わなかった近代日本史があ

りました。衝撃的でもあり、現在はその時から繋がっているのだ

なと考えさせられます。


日本人でありながら、あまりにも日本の事を知らなすぎていた。

無関心すぎていたと恥じ入りました。反省します。



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今回は、5月5日〜5月7日までの3日分のブログ記事。

(次回につづく)

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